2017年12月28日木曜日

『京都手帖』編集室より② 竹笹堂さんと作っていく

先日からお届けしている、『京都手帖』制作のおはなし
第2回目の本日は、竹笹堂さんとの出会いを

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現状に満足していなかったからこそ

大:当初の表紙はあっさりしてたなぁ(笑)
い:「和風の手帳」であることは間違いないんだけどね(笑)

左から、2017、2018、2019
(2017年の帯は行方不明…)
大:デザイナーに何パターンかあげてもらって
  その中から選んでた。
い:表紙を決めるのは、2008年も2009年も苦労しました。
大:そこで、竹笹堂さんにお願いすることにしたんだよね。
い:2010年ね。
  今度はわたしが育児休暇中で、せんぱいが担当でしたね。
大:そう、イガコがいない間に変えてみた(笑)
い:どうして竹笹堂さんにお願いしたんですか?
  もともと知り合いでしたっけ?
大:2008年発行の『京都もみじ帖』に竹笹堂さんの雑貨を
  掲載させてもらったのがきっかけだね。
  紅葉の写真集なんだけど、ちょっと雑貨やカフェも掲載してて。
  その雑貨集めのときに、初めて竹笹堂さんに行って
  原田裕子さんって若い女性がつくっていることを知って。

『京都もみじ帖』とせんぱい

い:その頃、メディアの露出も増えてましたよね。
  わたしも初めて知ったのはテレビだった。
大:和風で懐かしいものなんだけど、それだけじゃない
  モダンな雰囲気も感じたんだよね。
  原田さんのデザインする木版画は『京都手帖』に
  ぴったりだと思った。
い:それで制作をお願いしに行ったんですね。
大:いちばん最初のアポの日、わたし忘れてて。
い:え?すっぽかしたんですか??
大:約束の時間になってもわたしが来ないから
  先方から電話がかかってきて…
  「すみません!すぐに行きます!!」って。
  行きのタクシーの中で「もうあかんやろな」って思ってた。
い:焦ったでしょうね~…ぞっとする…。
大:でも竹中さん(原田さんの師匠)に話したら
  「じゃあ考えてみましょか」って。
  大昔のウチの本に、竹笹堂さんも関係があったりで
  「ご縁がありますね」って言うてくれはって。
い:いつも思うんですけど、
  竹笹堂さんってチャレンジ精神がすごいですよね。
  大先生(竹中さんのお父様)も含めて、
  新しいことを受け入れる度量がね。見習いたいですね。
大:こっちの意図していることもすぐ理解してくれはったし
  何よりおもしろがってくれはった。

京都手帖2010の月間カレンダー

大:月間カレンダーのスペースが横長だったから
  連柄(ひとつの版木から縦にも横にも広げられる)に
  したほうがいいんじゃないですか?って
  提案してくれはった。
い:この月間カレンダーの枠も竹笹堂さんの案でしたよね?
大:そう、昔の版画作品には、
  こういう内側に欠けたように見える枠のものが多かったって。


そしてうまれた、「京都限定版」

い:京都限定版の表紙ができたのもこの年ですね
  これはどういう経緯でできたんですか?
大:単純に、選べなかってん。かわいくて。
い:え?そんな理由?(笑)
大:そう。こっちもいいし、こっちも捨てがたい。
  そのうえ、ふたつ並べたらめっちゃかわいい(笑)
  それなら両方つくってもいいんちゃう?ってなって。


  どうせなら片方を限定版にしてみようってことに。

並べてみると、たしかにかわいい

い:そんな感じで決まってたんですか(笑)
  でもやっぱ「限定」には弱いですよねー。
  わたしも買っちゃうもん(笑)


大:いま、版画はどういう打ち合わせをしてるの?
い:毎年3月頃から始動します。
  月間カレンダーのところに使うので
  最低12案は新規でデザインしてもらってますね。
  デザインは、綿密に計画をたてて…ではなく
  基本的に原田さんにおまかせです。
大:「こういう感じで」という要望は出さないの?
い:どうしてもなモチーフがあれば伝えるけど、
  原田さんのことだし、まかせていてもかわいいものが
  あがってくるって信じてるんです。それにわたしが
  あれこれ言わないほうがいいものができるとも思います。
大:彼女の感性を信頼してるんやね。
い:最初に、えんぴつで描いたラフを見せてもらうんです。
  方眼用紙に色鉛筆で色づけした、デザイン画。
  それでOKが出たら、彫る作業にまわしてもらう。
  実際摺りあがった版画をみると、デザイン画より格段によくて。
  普段、とっても仲良くしてもらってるんですけど
  やっぱ摺り師なんだなぁとほれぼれする瞬間ですね。


表紙選びは、毎年思う存分悩む

大:毎年表紙選ぶのも苦労するよね
い:ほんとに…。直前までめちゃくちゃ悩みますね。
大:色校もたくさん出してるよね。
い:毎年出してもらう12案の中から
  表紙に選ぶものを決めるんですが…
大:あがってきたときに
  「表紙向きの図案だな」と思うこともある?
い:ありますね。
  でも、実際レイアウトしてみたら「違うかも」って思ったり。
  もちろんその逆もあって。
  ダークホースがいきなり表紙に決定した、
  なんてこともありました。
大:色校もたくさん出してるもんね。

京都手帖2018の、表紙色校

い:印刷会社の人と相談して、迷っているデザインはすべて
  色校正を出します。
  「やっぱあっちのほうがよかったかも…」と後悔したくないので
  ほとんどやん、って言われるくらい出しますね(笑)
大:表紙もみんな好みがあるから、社内でも意見は割れるね。
い:正解がないですからね。
  最後はえいやって決めますね。
大:竹笹堂さんの版画はパキッとしたきれいな色が多いから
  印刷でこの色を出すのは…限界があるよね。
い:そうなんですよね。
  「できるだけ近づけてください」って、
  同じデザインでも数回やり直ししてもらいますね。




本日はここまで。
次回は、失敗談を少し…おはなししますね。ああこわ。


第1回 京都手帖がうまれたとき
第2回 竹笹堂さんと作っていく(←いまココ)
第3回 わたし失敗いたしました
第4回 進化しつづける京都手帖
第5回 京都手帖+と今後の展開

2017年12月20日水曜日

『京都手帖』編集室より① 京都手帖がうまれたとき

『京都手帖』は
京都のちいさな出版社・光村推古書院(みつむらすいこしょいん)から
毎年9月末頃に発売されています。

おかげさまでたくさんの方々に愛される手帳となりました。

もともとどうしてつくったの?
お菓子やお店のチョイスは誰が決めているの?
木版画のデザインは誰がしているの?
などなど
つくる側からみる『京都手帖』とはいったいどんなものなのか。

編集部ふたりで座談会をしてみました。
「ふたりって。少なっ」と思われたかもしれませんが
編集部、全員で4人です、そんなもんです。

【大】:大西(編集部最年長・せんぱい)
【い】:伊賀本(『京都手帖』担当・イガコ・北大路アオアザ)

このふたりで全5回、お送りいたします。

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い:はじまりました、ふたり座談会。
  まずは、『京都手帖』ができたきっかけから。
  2007年がはじめだったので、制作していたのは2006年ですね。
  そのころ、わたしは営業部でした。入社2年目。
大:初年度の『京都手帖』を担当したのはわたし。

右:大西(せんぱい)
左:伊賀本(イガコ)
それは会議室で起こりました

い:会議中に案が出たんですよね、たしか。
大:そう、社内と、社外の編集の人も同席していて。
  浅野社長が「京都の旬のものを載せる本をつくったらどうか」
  と言わはったんよね。
  でもそれだけじゃなぁ。何かいい方法ないかなぁって
  みんなで話してて。
い:それで、せんぱいが「行事もたくさんあるし手帳にしたら?」
  って言わはったんですよね?
大:そう。そしたら全員「いいやんそれ!」ってなってん。

大:編集は、最初は編プロ(編集プロダクション)に協力してもらって
  手分けしてコラムをつくった。
い:週間カレンダーページって上下にグラデーションが入ってますよね。
  ああいうデザインも、編プロと案を出し合って?
大:あのグラデーションは光村案だったな。
  各月色が違うことでインデックスの役割も兼ねてるんだけど、
  あれは舞妓さんの花名刺をイメージしてるんよね。はんなり感。
  とにかく「和風のスケジュール帳」にしたかったんだよね。
  
週間カレンダーは当初からグラデーション

大:本文紙もいろいろサンプル取り寄せて…。
い:社内にたくさん紙があったの覚えてます。
  同じ紙でも厚み違いのものとか。
大:薄かったら裏うつりするし、分厚かったら重くなるしね。
い:サンプルに書き込んでましたよね。
  えんぴつ、ボールペン、万年筆、何パターンも。
大:書きやすさも、目に優しい感じも、
  一年通して使うものだから妥協できないと思ったんだよね。


まさか足りなくなるなんて

い:部数の決定はどんな感じでした?
大:初版は1万部だったよね。で、割とすぐ5千再版した。
い:仕様の都合で、1万くらいつくらなきゃ原価的に厳しかった?
大:いや、そうじゃなくて。1万くらい売れるやろ!という感じ。
  多すぎるって意見ももちろんあったけど。
い:発売前に書店さんに「こんなの出ます」って案内しますよね。
  書店さんの反応ってどうだったんですかね?
大:浅野さんの話では、書店さんの反応もだいぶよかったみたい。
  「おもしろいですね」「売れるでしょ」って感じで
  注文もたくさん取れたんだよね。
い:で、発売してすぐ足りなくなって、再版したんですね。

い:年代のターゲットとしてはどのあたりを狙っていたんですか?
大:やっぱり女の人だったな。
  自分と同じくらいの年代(当時は30代後半)を意識してた。
い:いざ発売したら、
  予想よりも上の世代の方々も買ってくれてましたね。
大:男の人もけっこう買ってくれてはってね。
い:今もですけど、表紙も中身もどっちかというと女性向けですもんね。

京都手帖2007の表紙


大:でも、男の人や、シックなものが好きな人へ向けて
  最初から表紙はリバーシブルにしてた。
  ビニールカバーの内側に入る紙が表紙になるんやし
  どうせやったら両面印刷したらいいやんってのがきっかけ。

い:いまの『京都手帖』と比べると、
  2007年のものは薄いですね。ページが少ない。
大:後ろのメモページがあんまりなかったもんね。
い:掲載している行事もまだ少ないですね。
  ここから毎年少しずつ増えていったんですよね。
  「使いやすい京都手帖」のために
  毎年なにかしら改良していきましたね。


大:それで、次の年からはイガコが担当したよね。
  わたし、育児休暇に入ったから。
い:そう、いきなり素人が(笑)
大:これ、二年目からは楽になると思ってたんよ。
  違ったけど(笑)
  一年目も営業部だったイガコに手伝ってもらってたね。
い:行事のピックアップとか、いろんな資料あたってましたね。
  二年目からはフォーマットがあるからそれに沿って、ね。
  カレンダーが変わると基本的には行事の日程も変わるし
  それに伴っての社寺への掲載確認とかね。
  やることは多かったですけどね。
大:二年目で大きく変えたところは?
い:アドレスページの追加、地図の追加、
  あとビニールカバーも丈夫にしましたね。

京都手帖2008つくりました



本日はここまで。
次回は、竹笹堂さんとの出会いについてお送りします。
お楽しみに。


第1回 京都手帖がうまれたとき(←いまココ)
第2回 竹笹堂さんと作っていく
第3回 わたし失敗いたしました
第4回 進化しつづける京都手帖
第5回 京都手帖+と今後の展開

2017年12月11日月曜日

新刊できてました『佛教の文様』

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

わたしね、叶姉妹さまのインスタをフォローしているんですよ
そこでね、美香さんが言うてはったんです
「16センチのピンヒールを履くと立つのもやっとだけど
 それゆえ体幹を鍛え、美しくなれるものだ」的なことを

ほらわたし、素直だから
「やっぱりそうか。ヒールいいよね」
と思って、眠っている女子度高めの靴を履こうと思ったんです
そのことを娘に告げると

「おかあさん、ヒールやとたいへんなんじゃないの」
「大変やけど、それやし引き締まるって話」
「いやそれはわかるけど」
「なに」
「ふつうのひとが履くよりおかあさんが履いたら足にかかる重みが」
「……」
「足の裏にかかる重みが」
「……」

ひと盛りもしていない、娘からの助言
その後ためしに近所まで歩いてみたら
足の裏にかかる負担、ハンパなかった
夜中、足つった


さて、新刊のご案内
新刊いうても、先月できてました
自分が担当したものはおくれがち
すみません、池先生

そう、池先生
著者の方に「先生」と呼ぶのはよくあることなのですが
池先生、お医者さんでもあるのです
そのうえ僧侶でもあるのです
蹴鞠の人でもあるのです
何足はく気ですかわらじ

『佛教の文様』
ぶっきょうのもんよう、です
『仏教の文様』でもいいです、新字でもいいです


あれ、どこかで見たような
そうです、あの本の御兄弟です

『有職の文様』です
紹介したブログはこちらから→【新刊できてます『有職の文様』】

タイトルだけじゃピンときませんよね
ぶっきょうのもんよう
打敷(うちしき)と呼ばれる布をたくさん集めた写真集です

いや、打敷ってなんやねん
ですよね、わたしもそう思います

お寺の本堂や家庭の仏壇に、香炉や燭台をのせる卓(しょく)があります
法事や行事があるときに、卓にかける布(裂)が打敷です
かけることが目的なので、三角形だったりします
四角形もありますけど


こんな感じで

お寺の本堂へいくと、なんとなくきらびやかな印象ですよね
きんぴかなところ、けっこうありますよね
金色に輝いている要因のひとつは、打敷でもあるのです
豪華なんですよ、打敷って裂は

さあ、見ていきましょう

章立てとしては文様の種類別
こちら、菊御紋です

こちらは菊御紋と五七桐紋
蓮の葉が舞っていますね
わかりますか、このきんぴか感
光ってます
印刷でこんなに金が表現できるのもすごいんですよ

こちら、二條藤紋
図版の隣には文様名のほか、サイズもひとつずつ記しています
手のひらサイズのものから、超絶でかサイズのものまであります

龍文
龍にもいろいろ表情があって
この龍はちょっとやさしいお顔で好き

鳳凰と花
金色の地に紫のラインが美しい
こちらのように
全体図だけじゃなくて文様を拡大してみたいやん
ということもありましょう(小さい本ですからね)
全体図が下に、拡大図が上にあります
なんて親切

基本、裏には絵柄はないものが多かったのですが
こちらのようなパターンも
左ページが裏です

白に金色の桐唐草
シンプルですけどこういうのもいいですね

池先生って
この大量の打敷を所有しているんですよ
これ以外にもなんかいろいろ持ってはります
こちらのように裂がぼろくなったりもしますけど
大事に保管されています

そう、この320頁にも及ぶ本のなかの裂すべて
池先生の所有物
これをですね、撮影したわけです
所有のすべてを撮影したわけじゃないんですが
池先生セレクトのものを数百点、撮影しました

先に申し上げた通り、
手のひらサイズからでっかいものまでありました
ちっさいのはいいんです、普通のスタジオで撮影できますから
問題はでっかいの
どうしたかといいますと


でっかいスタジオ借りました
屏風内の光があたっているところが撮影するところ
それを真上から撮影するためカメラマンは常に中腰
スタジオ内に置いた打敷を、都度カメラ下まで動かす作業
でっかいからふたり一組
けっこう重労働で翌日全員筋肉痛


撮影後に片づけて写真を撮ってもらう
アップで撮ってもらってもこんな感じ

これ、昨年末の話です
1年かかってやっと本になりました

とにかくマニアうけする内容になっています
類書なんてあるわけないじゃん
だからみなさん買ってくだされ

amazonはこちら→『佛教の文様』



2017年12月8日金曜日

『CUBA★CUBA』できました

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

すっかり師走
本日も凍える寒さですね
奥さんご存知でした?
冬はダイエットに最適な季節ということを

わたくしは知っています
冬は寒いから身体が勝手に燃えることを
わたくしは知っています
それによって何もしなくてもカロリーを消費するということを
わたくしは知っています
そのカロリーを補って余りあるほど食してしまうことを


そんな冬から現実逃避ができる新刊、できました
キューバの写真集です
キューバいうたらアレですよ
あの南国の、あの国ですよ、カリブ海の


帯の「ハービー・山口」さんの名前が目立ちますが
こちら、オサレ写真家・藤田一咲先生の写真集です
サイズはおなじみ、ましかくちゃん
ましかくちゃんいうたら148mm正方形の写真集のことですよ
ヨーロッパ三姉妹が売れっ子です

キューバいうたら何を思い浮かべますか
まずはこれですよね


青い海と青い空
定番、これは定番っしょ
青いわ―、すんごい青いわー


あとアメ車
カラフルなアメ車
あっついなか、オープンカーの助手席のりたい
パリピ


そしてチェ・ゲバラ
ベストオブキューバ有名人
ゲバちゃんカッコイイ
(関西風には「バ」にアクセント)

わたくし的にはこの3つがハイライト

もちろんそれだけじゃなく
キューバという国は異国情緒たっぷりな
魅力的なところなんだな、と
写真集をみるとそう思うわけですよ
いつか行ってみたいなぁって
誰か連れてってくんないかなぁって


オシャンな街ではあるのでしょうが
やっぱ写真がきれい
同じ景色を見ていたとしても
絶対こんなふうに撮れない



野菜も南国な色味ですなぁ



目に留まるのはたべものばかり
申し遅れました、人生常成長期です



落書きの壁もすんごいけど
特筆すべきはまゆげかと



いわずもがな、髪型かと



はにかんだ笑顔がかいらしいお子たち



もりだくさん



お気づきでしょうか
モノクロの写真も多いんです
カラフルな街をあえてのモノクロ
ビバ・オサレ一咲先生



かと思いきや美しいブルー
暑いんだろうなぁいいなぁ



キューバならわたしもビキニを着れそうな気がする
現実は右上でも理想は左下



あたらしいタイプのリュックが流行っているのかな


書店やamazonなどで好評発売中!
◎amazonはこちら→『CUBA★CUBA』

そしてなんと
イベントもあーるー

その1
京都であります

岡崎にある京都写真美術館さんで展覧会が行われています
『CUBA★CUBA』よりセレクトした作品を約40点展示・販売
買っちゃう?この際、作品も買っちゃう?

日時:12月5日(火)~12月17日(日)
場所:ギャラリージャパネスク 京都写真美術館 1階「月」
   (京都市東山区堀池町374-2)

そしてトークイベントもありますぜ
日時:12月9日(土) 17:00~18:00
会場:京都写真美術館1F「月」(京都市東山区堀池町374-2)
参加条件:写真集「CUBA★CUBA」のご購入 (光村推古書院 1,922円 /税込)
定員:30名
申込方法:店頭、電話、申込フォームのいずれか

お問い合わせは、京都写真美術館さんへ


そしてその2
お江戸であります

オサレタウン代官山の北村写真機店さんにて
トーク&スライドショーが開催されます

日時:12月17日(日)20時~21時半
場所:代官山 北村写真機店(代官山T-SITE内)

詳しくは代官山 北村写真機店さんまで


2017年11月24日金曜日

11月

驚愕

驚愕した
まだ11月なんすね
それなのにこの寒さ
もう12月半ばくらいやと思ってた
まねきがまだあがってないだなんてうそでしょ

年々寒さが体にこたえるようになってきました
ごぶさたしております、北大路アオアザでございます

いやもうこれはいい加減ダウンコートを買う
これ以上ふくれたシルエットになりたくないとか
やせ我慢している場合じゃなかった、凍える
買う、今日にでも買う
ブラックフライデーにかこつけて、買う


おかげさまで『京都手帖2018』
みなさまにお買い上げいただいているようで
本当にありがとうございます
あのすんばらしいスケジュール帳が
まだお手元にないというそこのあなた
ご安心ください
京都市の書店さんではどこでも
目立つところに置いていただいていますよ
ここ、京都じゃないし…とお困りのあなた
ご安心ください
全国どこの書店さんでもお取り寄せできます

先日のTABILABOさんもしかり
あんなに『京都手帖』のことをお褒め頂くと
こそばい気持ちになると同時に
なにやらおそろしい気持ちにもなるのはなぜ
ひええ、そんなに頼りにされたら間違えられへん
センス良く、おいしいものをもっと見つけねば
基本自己肯定感に乏しいわたくしでございまして
いつまでたっても自信がないのです
安心ができないのです
でも安心できないからこそなのかなとも
基本楽な方に流れるわたくしでございまして
いいかと思えばそこまでなのかな知らんけど

ひさびさに更新してなにがいいたいのって
とにかくさむいってこと
さむいのがつらいってこと
ババシャツは背中が二重になってるもの爆買いしてるってこと




2017年10月5日木曜日

地獄

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

書きたいことも書くべきことも
たくさんあるのは承知のうえ
本日の出来事を書かずにはいられない
どうにもそのような性分でして

本日は会社をお休みし
1か月前に予約した大腸検査に行ってきました
夏の疲れが胃腸に出たのか
ひと月まえ、おなかがとっても痛かったのです
今年は10年ぶりに検査を受けてみようと思っていたので
こりゃちょうどええわと予約

前日
そう、前日からその戦いは始まります
朝イチ病院から与えられた検査食をいただく
レトルトのおかゆ、と、おつゆ
朝と昼はそれだけ
毎日おやつ三昧、グミ三昧のわたくしにはキツイ仕打ち
朝会社についたらすぐに
O先輩とわたしのデスクの境界線にあるハリボーを
先輩側に移動させましたよ、見えないよう

夜はコーンスープのみ
なのに飲み会に誘ってくる先輩と編集長
ハリボーをもとの位置に戻してくる先輩
鬼だ
鬼がでたぞ

飲み会行ってる場合でなく
18時から打ち合わせ
事前に「わたしに何も出さないでください」と伝えたのに
ドーナツを与えてくる紳士
タルトを与えてくれる著者
鬼だ
ここにも鬼がでたぞ
大事に大事に持って帰りましたよ

そして夜
寝る前に飲む下剤というのがありまして
ぐいと一気にのみほす
これで朝に波がくるんだな、よしよし
11時前に就寝
1時起床

朝ちゃうやん、これ深夜やん
はやない、波、はやないこれ

そのままたまに来る波にたえつつ
明け方、お弁当をつくる
年に3回くらいしかない娘の弁当の日
なぜに今日なのだ
空腹のままから揚げをつくる地獄
空腹のままシャインマスカットを見つめる地獄


病院に行く途中、小動物に上から何かを落とされる
黒いカバンに目だつ白いそれ
嘘やん
なんぼ大腸検査やからってタイミング良すぎやん

看護師さんに個室に案内され説明を受ける
そこから下剤を2リットル
しかも10分おきにコップ1杯の制約つき
10分がはやいはやい
本2冊持ってきたのに読む暇ぜんぜんない
ぐぐっと飲み干せたの、最初の2回だけ
生ぬるく絶妙な粘度のあるものを飲む地獄
もう飲めない、これ以上飲めない絶対無理

5回目くらいで看護師さん
「次お手洗い行かれたら流さず呼んでくださいね」
人様に自分のアレを見られるという地獄

「あ、だいぶいいですね~。その調子、その調子」
もう飲めないと思っていたのに
褒められるともうちょっとがんばろかなと思う
褒める対象がアレだとしても

10年前は若かったからかな
苦しさも痛みも感じなかったような
出産も過ぎれば痛さを忘れるって原理と同じなのかな
ああツライ
ああイタイ
はやく終わって
おなかさすってくれてありがとう看護師さん


検査の結果は問題なしでした
もうなんでも食べられるという幸せ!
ビバ健康!
おなかのなかはいま、すっからかん
そんなときすることといえばただひとつ

のるでしょ、あいつに、ふつう
一糸まとわぬ姿でのるでしょ、ふつう
近年の最小値みてほくそ笑むでしょ、ふつう

それから思う存分
朝作ったからあげ、食べちゃうんだからね
帰り道で買ったジュース飲んじゃうんだからね
「帰ったら様子をみながらやわらかいものを食べましょう」
注意書きに書いてあったけど知ったこっちゃない
わたしゃ食べたいもの食べるわよ

暴飲暴食の結果
またおなかがいたい
寝る前またあいつにのったら
簡単に1.5キロもどってた
そんな1日




2017年9月12日火曜日

お江戸

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

今年もそろそろあの季節が近づいてきた
あれあれ、あのいやなやつ
人の体重とかわざわざ知りたがるいやなやつ
わたしの焦りを知ってか知らずか
娘からのディスりがとまらない
あの悪気ないディスり、故、マジなやつ


週末、東京へひとり旅をしてきました
お江戸はやっぱりええですな
ひとりで旅をすると自由ですがさみしくなる
ひとりのごはんがさみしいとか、
ひとりで何かをみるのがさみしいとか
そういうことじゃなくてなんていうか
ざっくりいえば、疎外感
さまざまな街にはそこで生まれ育った人がいて
どこへ行ってもその空気が漂っていて
そこから仲間はずれにされているような
勝手に感じるヨソモノ感
お江戸には、それがない
あの街はなんでも受け入れてくれる気がして
好きなんです

土曜日にさいたまであったとあるライブへ行き
翌日はミュージカルをみました
それを軸にして残りの時間に行きたいところをつめこむ

美術館へ行く
娘に東京限定のおみやげを買う
竹下通りでクレープを食べる
そして、そうよ、あれよ
銀座SIXへ行く

「アオアザ、土日はGSIX休みやで」
「臨時休館や」
「アオアザ来るし閉めはんねん」
ええ、ええ、それはそれはやいのやいの言われました
行ってやる、かならず行ってやる
行けないほうが断然おもしろいけど行ってやる

朝早く東京駅について六本木のスヌーピーミュージアムへ
ここ最近の涼しさが嘘のよう
真夏のような暑さでした、長そでやねんけどわたし
スヌーピーのかわいらしさに悶絶し
ショップでアホほどおみやげを買い
そのなかにみずちゃんに頼まれた限定のトートバッグ
でかい
でかいんですけど
自分の荷物よりあきらかにでかいんですけど
わたしこれ持ってこのあと観光するんですけど

いざライブ会場へ向かうため東京駅から電車に乗る
ホームはわかったけど並ぶ場所がわからない
地面になにかいろいろ書いてある
すると前に並んでいた女子中学生
察してくれ「次の電車はここで大丈夫ですよ」
え、ええ子やあ、ありがとう、おさげの子!
間もなく電車がきて、乗り込むとぼちぼち混んでる
女子中学生が空いている席へむかう、ひとつしかない
空席の前で立ち止まり、わたしのほうをみている、みている

うそ、まさか
ちがう、ちがうよ
わたし、ふわっとしたワンピース着てるだけだよ
見ず知らずのおさげちゃんに悪気なくディスられる
いや、ライブは3時間立ちっぱなしだし
そういうことにしといたほうがよかったか、切ない

名古屋で開催されたライブにも行ったのですが
さいたまのそれは、とにかくすごかった
泣いて笑って歌って踊って幸せな時間でした

興奮冷めやらぬまま、東京へ戻り
さあ行くぞ、もう22時過ぎてるけど行くぞ
待っててお銀座待っててGSIX
アパレルのショップはもちろん閉店してますが
銀座蔦屋書店はなんと23時半までやってるとか
働きますね、ちゃんと寝てるんですかだいじょうぶなの
エスカレーターからあの、やよいちゃんの水玉のやつみて
うっきうきで降り立った6階
人もまばらだなー空いててみやすいわー
え、ごはん屋さんもまだやってるの、何かたべよかな
そして気づきました
周りがカップルばかりだということ
ごはん食べてるのもお酒飲んでるのも
スタバでくつろいでるのも本読んでるのも
寄り添い楽しそうな大人の男女でした
べ、べつにっ
べつにうらやましくなんてないんだからねっ

おシャンティなアート本を眺め
初めてビッグブックの実物をみて「超でけえ」とつぶやいたり
自分の編集した本をみつけたり
座る男女比がぴったり半々のごはん屋さんをちら見し
おなかぐーぐーならせたり
じっくり閉店まで満喫し
コンビニで缶つま買ってホテルに戻る
ベッドの上で、テレビをみながら、
つぶ貝の白ワイン蒸しを食べる
ポテトチップスも食べる
こんなこと、ひとり旅じゃなきゃできない


次の日、美術館やらミュージカルやら竹下通りやら
すべてのミッションをクリアした話もあったけど
長くなったから、もうやめとこ




2017年8月31日木曜日

夏のおもひで

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

間もなく夏が終わる気配ですね
夏、短いですね
冬が終わるとき、春が終わるとき
こんなにさみしい気持ちにならないような
なんなのよ、夏

午前中に将軍塚青龍殿へ行ってまいりました
だってあのガラスの茶室が9月10日までだって言うじゃない
日差しは強いけど、風がすずやか
空をみれば高く、秋のそれでした
そのときの写真はfacebookに載せましたんで
よろしければご覧ください
お気に入りよ


そんなはかない夏
みなさまはどのように過ごされましたか

わたくしの夏はですね
お盆までに京都手帖を終わらせて
実家に帰っていました、のびのび

旧友と会い、感動的にうまいお寿司を食べて温泉へ入り
人でぎゅうぎゅうのプールへ行き温泉へ入り
くらげ出没の海へ行き温泉へ入り
ラーメン食べて温泉へ入り
昼寝をして温泉へ入り
とにかく温泉へ入りました
しかも毎回同じところ
温泉天国県なのに


このあと、くらげぱにっく


2017年8月25日金曜日

『京都手帖2018』表紙決定しました!

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

ご無沙汰すぎて合わせる顔がない
筆の乗らなさ加減が尋常じゃない
盆にたくわえた脂肪がハンパない
そんなわたくしですが元気に過ごしています

祝日の影響もあり
例年より早めに進行した『京都手帖』
盆休み前に無事に校了いたしました

例年感じるあの、焦り
何かを見逃していないか
何かをし忘れていないか
校正とは解答のない果てなき間違いさがし
毎年ヘロヘロになりながら何度も見る
いやヘロヘロにならねばならないのだ
そうヘロヘロでなければ校了するときに自信が持てないから
このヘロヘロが続くとカタカナではなく記号に見えてくるよね

まあそんなこんなであとは出来上がりを待つばかり
もう印刷は終わり、じき製本に入る頃かしらん


さてお待ちかねの『京都手帖2018』
表紙をご紹介したいと思います


向かっていちばん右(わたくしの左手)が、全国で流通する柄
カレンダーでは10月の図案「芋唐草」でございます
そしてこの「芋唐草」、表紙だけのスペシャルヴァージョン
色が、違うんです
なかで使っているのは紫色の地に紫色の唐草模様
唐草って見ていると引き込まれる感じしませんか
近づけば虜になる、そんな魅力あふれる図案
自信を持って全国に旅立っていただきたい

そして真ん中といちばん左(わたくしの右手)が
京都府下で販売する【京都限定版】です
真ん中が9月の図案「月草」です
まるで浴衣の柄のような
ベーシックなジャパニーズスタイルが心地いい
左は1月の図案「田鶴の踊り子」です
そう、あの名作タイトルとシンパシー感じますね
遊び心たっぷり、鶴が舞っております

この右手のふたつがリバーシブルとなっております
リバーシブルゆえ、このふたつで迷っても
気分で変えられるのでだいじょうぶ

あ、全国版(芋唐草)の表紙もリバーシブルですよ
男性でもお使いいただきやすいよう
黒にうっすら模様が入っているシンプルなものです


帯がかかるとこんな感じ

竹笹堂の原田裕子さんが
今年も渾身の木版画を提供してくださいました

今年の表紙を決めるの、本当に迷いました
迷いすぎて迷いすぎて
寝ても覚めても何をしてても考えるのはそればかり
一度決めてはくつがえし、やっぱり戻ってみたり
それほど絞るのが難しかった

月間カレンダーの図案、楽しみにしていてください
「なぜこれを表紙にしなかったのー!」的なものが
たくさんたくさんつまっています

発売は京都市内の書店さんだと9月末頃です
amazonさんなどは10月入ってからくらい
(amazon予約はこちら→『京都手帖2018』

発売される頃はもう、肌寒かったりするのかな
発売されたらわたし、ヴァカンスに行こうかな


2017年7月11日火曜日

ジャパンの夏

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

きましたか、ついに

ジャパンの夏
ほぼ熱帯の夏
こないだなんて
これ、湿度100%っしょってな日がありましたよ
ひゃくぱー、ひゃくぱー…
ひゃくぱー言うてもひとり
我家湿度低くならざりぢっと手を見る

そんなこんなで世間は祇園祭
今日あたり、山鉾建ですね
あっちゅー間に夏が来てそんで終わるんですよね
はかない

そして、みずちゃんは
祇園祭のお囃子の音を
「ちゃかぽこ」という
「そろそろちゃかぽこ聞こえてくる季節ですね」
なんやそのサンバ感
それはジャパンと反対側の人たちのお祭りや

ここ数年「コンチキチン」を教えても
次の年にはまた「ちゃかぽこ」に戻る
教えがいのない人だまったく

今年は宵山からちょうど3連休
人出もすごいんでしょうなあ
行かれる皆様、京都は暑うございます
どうぞお気をつけて


年々寒さが身体にこたえるので
以前は夏が大嫌いだったのに
最近はそこまででもなくなりました
ふつうレベル
だからどこかへ出かけたい
日本海あたりへ出かけたい
違うまずは銀座へ出かけたい
いいかげんGSIX行きたい

お盆休みみなさんどこへ行かれるのですか
わたくしのママ友はのきなみ海外だとか
いいなあ…シンガポールとかサイパンとか
むこうで何するのって聞けば
ホテルでのんびり…
いやそれジャパンでもええやん
くう、心の底からうらやましい

例年、盆休みに通常営業しているわたくしですが
今年の盆は実家に帰るべく
現在なるはやで『京都手帖』制作中

だいじょうぶ、急いでたっていいものつくるわよ
あたりまえでしょ、何年やってると思ってんのよ
今年の竹笹堂の木版画もかわいいのが続々だわよ
表紙も期待して待っていてくれていいんだからね

2017年6月27日火曜日

そういえばいろいろ出かけてました

みなさまごきげんいかが
北大路アオアザでございます

降りませんね、雨
かくいうわたくし幼いころから雨女
明日のビアガーデンが雨で中止にならないか
それだけが心配でこの1週間過ごしてまいりました
頭の中が毎日宴
こんばんは北大路アオアザです

ここは京都ですのに
ウチは京都にある会社ですのに
社員の中で、お銀座のGSIXに行ってないの
わたくしだけになりました…
どういうことなの
目抜き通り、わたしも行って歌いたい

最近のわたくしはといいますと
まああれですよね
あの季節なんであれつくってます、あれ
京都手帖

2018ですって次
いまが何年か、平成でいえば何年か
いろいろしてたらわからなくなるもんなんです
元号の問題とか一瞬「そうかあ」とのんびりニュースを見ていたけれども
あ、ちがうやん、わたし思いきり関係ある仕事してるやん
と、誰も聞いちゃいないのに声に出しましたわびっくり

中面の制作はとどこおりなく進んでおりますよ
おいしそうなもの、載せてます
リサーチでもさんざん食べて
撮影取材でももちろん食べて
それなのに原稿書きながらまた食べたくなる
そんな魅惑のたべもの、載せてますよ

昨年の11月くらいから撮影したりなもんで
お願いしていたお店さんに忘れ去られている可能性大
思い出していただくべくまた食べに行こうかしらん

いやだからね
そんなだからね
お母さんの似顔絵描いてあげる
あごの線、見当たらないけど、絵には描いといたほうがいい?
とか言われるんですよ、実話
これ昨日のはなし
泣ける


そうそう先日行ったライブがとてもよかったんです
大阪のフェスティバルホールというところ
新しくなったフェスティバルホールは2回目でした


ひとり参戦でございましたが
隣をみても、その隣をみても、おひとり参戦の方ばかり
ただみなさん、おっさんでした


御年64歳とは思えないほど、のびやかで美しい歌声
まるまる3時間、ああ素晴らしかった


素晴らしかったといえば
5月の末に西本願寺へまいりました
そう、「お西さんへ行かナイト」です
西本願寺のライトアップです

その数日前も行ったのですが
時すでにおそし「本日はもう入場できません」でした
整理券をもらわねばならんことがわかりましたゆえ
次は勇んでもらいに行き無事に拝観することができました




よく撮れてるでしょ
だってG編集長が撮りましたからね

内部は撮影禁止でしたが
とにかく絢爛豪華
久々にあんなにスゴイものを見ました



翌日は最終日
昼の様子もみてみたい
ということで翌日もう一回行きました



昼の飛雲閣
なかでお茶がいただけるとのこと
多少値が張りましたがまたとないチャンス
いただくことにして本当によかった

次はいつ公開されるのかわかりませんが
そのときは是が非でも拝観する所存です