2015年1月29日木曜日

『IN KYOTO』の宴

みなさま、こんばんは
北大路アオアザでございます

昨日からまたぐっと冷え込んでおります、ここ京都。
明日はまた雪だとか…
一度春の日差しを浴びさせておきながらこの仕打ち…!
ぬかよろこびにもほどがある
くう、春はまだ遠いのですね…

わたしの担当した本で、昨年の9月に刊行した写真集があります

『IN KYOTO』

京都でご活躍の6名の写真家が撮影した、風景写真集です

「京都の写真集」と聞くと、連想されるのは
【庭】 【桜や紅葉】 【歴史ある社寺】
どちらかと言えば「シブイ」印象を持っておられる方も多いのでは。

ところがどっこい
この『IN KYOTO』は違います
なんというか、洗練された雰囲気漂う、オサレな写真集なのです


上記に挙げたように
【庭】 【桜や紅葉】 【歴史ある社寺】は、もちろん掲載しています
いわゆる「京都の美」を捉えてはいますが、どこか新しい
そんな写真が満載です

表紙カバーのこの写真は「葵祭」の行事のひとつを撮影したものです
ベルベットの加工をしており、手触りがよいのも特徴です

写真のキャプションは少なめ、ビジュアル勝負ですので
海外の方にも人気の一冊です


この写真集をつくることになったきっかけは
こちらの6名の写真家さんたちが合同で開催された展覧会を拝見したことでした
けして広くはないギャラリーでしたが、多くの写真が展示されていて、
それぞれの写真家さんイチオシの一枚は大きな垂れ幕として
ギャラリー内でひときわ目を引いていました
そして、みなさんがとても仲が良いことが伺える、そんな素敵な展覧会でした

編集を担当させていただき、無事に本ができあがった後
著者であるおひとりの方が、ある日突然わたしを訪ねて来てくださいました

「本はたくさんお持ちでしょうが、これを…
 わたしたちの感謝のしるしです」

そういって手渡されたのは、みなさんがサインをしてくださった『IN KYOTO』でした


突然のことで、わたしはびっくりし、
うれしくてうれしくてうれしくて、涙が出てきました
しかしなぜか涙を悟られないように、顔を伏せてしまいました
正直に「うれしくて泣けてきました」と言えばいいものを…!
ほんと、かわいくないんだからっ
とはいっても、鼻かんでたんで、バレバレだったと思います(笑)

その後、大垣書店イオンモールKYOTO店さんや、京都館さんで
『IN KYOTO』写真展をしていただきました
昨日その打ち上げと題し、宴にお招きいただいたのであります!
しかも会場はわたくしの好きな酒処!!
ひゃっほうですよ。

残念ながらおひとりご欠席でしたが
先生方のお話のおもしろさ、そして細やかなお心配りに感激いたしました
そして自らを恥じました
もっと精進せねばなりません
本年の目標のひとつにいたします。「細やかな心配り」

諸事情により2時間足らずでおいとませねばなりませんでしたが
とても楽しい時間を過ごさせていただき感謝です



まもなく1月が終わります
今年もたくさんの感謝を忘れないよう、過ごしていきたいものです

『IN KYOTO』
amazonではこちらからどうぞ

2015年1月26日月曜日

色校

みなさま、こんばんは。
北大路アオアザでございます。

そろそろ1月も終わりますね。
巷ではインフルエンザが大流行の様子ですが
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

わたくしは、今のところ元気です。
毎朝、フルーツとヨーグルト、食べてます。
予防接種は今年はしていません。痛いから。
あれ、大人でもたいそう痛いですよね。
苦手です、あれ。

さて、わたくしどもの仕事の話です。
弊社は美術系の本を多く刊行している出版社です。
なかでも、京都や日本各地の風景写真集は力を入れております。

写真集を編集する工程といたしましては
社内会議にて写真集をつくることが決まりますと
著者(写真家)との連絡、
写真のセレクト、
全体の構成、写真の掲載順番決め、
キャプションやテキストを書き、
掲載許可の必要なところへは書面を送り、
もろもろ他にもあったような気もしますが。

その中でもメインイベント、というか
ここまで来たらもう終盤!というのが
そう、タイトルにもある
【色校(いろ・こう)】です。

色校とは…
本番と同じ紙で印刷し、その色を見て調整する、という作業です。
印刷屋さんにある校正をする部屋で行います。
部屋の電気もそれ用のものを使っている、はず(うろ覚え)。

刷りあがったものの色を見る、とは
できるだけ本物に近く、
風景の写真集ならば、
本物を目の前にしたときのあの感動がそのまま再現されるような
そんな仕上がりを目指して、一枚一枚チェックをしていきます。

最初の頃はこの色校が本当に難しくて
何を見ていいのか、何を判断基準にしてチェックしていけばいいのか
さっぱりわかりませんでした。
いや、今も修行の身です。
先輩方の色校にたまに同伴し、どんなことを確認しているのか、ただ黙って聞いていました。

「このあたりの緑の色が生っぽいので…」
「桜のもりもり感が出ませんかね」
「ねむい感じがしますね」
「もうちょっと立ってくるといいんですが…」
「全体、黄かぶりしているので、それを取ってください」

もう、呪文にしか聞こえません。

なに、生っぽいって。
ねむいってなによ。
黄かぶりって、なぜそんなことがわかるの(言われてみればそんな風に見える)。

など。
もうハテナばっかりでした。

いまも先輩方の発言に、「ああ、言われてみれば本当にそうだ」と思う事ばかりですが
すこーしずつわかってきたような。
わかってるなんて言ったら怒られるかな。
いや、わからないって言っても怒られるか(笑)。

初めの頃、編集長に聞いたことがあるんです。
「どうしたらそんなにわかるようになるんですか」

すると編集長はこう言いました
「肉眼で見ている景色を、紙の上の景色とだぶらせて見ている。
 肉眼ではこう見えているものが、どうなったら紙の上で再現できるか、
 それを考えながら、景色を見ている」
と。

か、かっけー! なんか、かっけー!でしょ。




あれやこれや、話しながら。


ポジがある場合は、ポジと見比べながら。

写真左上でペンを握っていらっしゃる方は
印刷会社さんのプリンティングディレクターと呼ばれる方です。
色の調整を行う、専門の方。
色校では、必ずその専門職の方に同席してもらい、行います。
こちらの意見を伝え、それを直接校正紙に書き込んで、後程作業に入るわけです。

桜の写真集をつくっています。
2月下旬発売です。
もうしばらくお待ちください。

そして、こちらの印刷会社さんに来ると必ずお昼は餃子です。


注文を受けてから生地を伸ばして、具を包み、焼いてくれます。
わたしはあまり餃子を好みませんが、こちらの餃子だけは別。
この味は、ここでしか食べられません。
あの奥に写っているスープも絶品で、
こちらはお昼の定食にしかついてこないのです。

ああ、写真を見ていたらまた食べたくなってきました。
先週食べたとこなのに。ぐう。
ダイエットも必要ですが
おいしいものを食べられるって、本当に幸せなことです。

2015年1月19日月曜日

敬語尊敬語謙譲語

なんだか呪文のようなタイトル
間違えていません、これでいいんです

こんばんは
北大路アオアザです

大人のみなさん、正しい日本語を使っていますか
敬語・尊敬語・謙譲語
きちんと使い分けていますか

むう…いかがなものか
と自らに問いただす方がほとんどなのでは。
かく言うわたくしも、もちろんそのひとりです

敬語 →丁寧なことば
尊敬語→相手を上に位置づけることば
謙譲語→自分を下に位置づけることば

ということくらいはわかるのです

ただ、正しく使えているのかな

「先日お話させていただいた件ですが…」
「ご連絡させていただきます」

こないだ、教育テレビをみていたら
日本語の先生が
「尊敬語や謙譲語がわからなくなったら
その動作は誰がすることなのかを考えればいいのです」と。

例えば
さきほどの
「先日お話させていただいた件ですが…」
は、【話す】のは自分なので、この場合【お】をつけるのは間違い
「先日申し上げました件ですが…」が正解。たぶん。

「ご連絡させていただきます」
は、【連絡する】のは同じく自分。
「連絡いたします」
たぶんシンプルにこれで間違っていないはず。

とはいっても、ことばは生物であります
近年の若者ことばが当たり前になったり
はたまた辞典に載ったり。

最近思ったのですが「大丈夫です」
これもあいまいなことばとして使われることが多々あるようで。
「それ、大丈夫です」
と言われると
え、○なの?×なの?どっち??
と思うこともしばしば。

自分も気づかないうちに使ってやしないだろうか
気をつけないかんなぁと思うわけです

でもおもしろいことばもあるわけで。
最近、知ったおもしろいことばは

・「ガチしょんぼり沈殿丸」→たぶん【がっかりした最上級】
・「バイブスあがるー」→たぶん、【すごくうれしい】
 ※そしてたぶん、「あがるー」は、語尾かなり上げる、はず。
・「ムカ着火ファイヤー」→たぶん、【とても怒っています】

おもしろいなぁ。実際の感情を表すことばより長くなってるけど、いいんですね。





柿の種
(写真の上:果物の種子  写真の下:亀田製菓)

あられの「柿の種」が大好きな娘
田舎のおばあちゃんがつくる干し柿も大好きな娘

おばあちゃんの干し柿を食べて、出した種をみて

「…おかあさんっ
 おかしの『柿の種』って、柿(くだもの)の種に似てるからなの!?」

ヘレンケラーの「うぉーたぁー」ばりに感動していました


2015年1月13日火曜日

新年の集い

みなさん、こんばんは
北大路アオアザでございます

昨日は成人の日でございましたね
新成人のみなさま、おめでとうございます
京都は少し雪が舞っていましたね
かく言うわたくしも、十数年前、成人の日を迎えました
この日のためにこさえてもらったおべべを着、
化粧も着付けも完璧
会場前の広場で友達としゃべったり写真撮ってる間に
肝心要の式典が終わっていました……
帰ってから母にどえらい怒られました
なんて親不孝!

昨日だったかテレビを見ていると
街ゆく大人にアンケートをしていました
「あなたは大人ですか?
  どんなときに大人になったと感じますか」
そのなかで50台のマダムが
「そうねえ…いい恋愛か悪い恋愛かがわかるようになったら大人かしら」
とおっしゃっていたのが印象的でした
さらに、どんな恋愛がよくて、どんな恋愛が悪いのかと問うと
「いい恋愛は、一緒にいることで自分も相手も成長していける。
悪い恋愛は、『騙されてんのかな、騙してんのかな…』と思う感じよ」
ははあ〜……
わたくし、まだそんなこと全然わかりまてん。
世の若人よ、マダムの格言を御身に刻みたまへ。


さてさて、先日は弊社の新年会でございました
取引先のみなさまにもお集まりいただき、賑やかな会となりました

ピッツアです
ピッツアパーリーです

年に一度の、楽しく食べて飲んでの日でした
わたくし宴会部長も張り切りました
来年の新年会も楽しく迎えられるよう
また一年、がんばって良い仕事をいたします!





2015年1月9日金曜日

ゴルフ部

みなさま、ごきげんいかがですか
北大路アオアザでございます

昨晩、寒空の下
光村推古書院編集ゴルフ部、活動してまいりました
部員は3名、光村推古書院編集部は3名、
つまるところ、全員参加です
プラスS舎のYさんと、打ちっ放しへ。

わたくしは人生で4度目の打ちっ放しです
泣いちゃうくらい下手、
今朝は身体のあっちゃこっちゃが痛いのです

みんな上手でうらやましい……
昨夏ゴルフを始めたO先輩、
毎朝打ちっ放しへ行き、スクールへも通い
めきめき上達したはるご様子です

わたくしもスクールへ通おうかしら
あまりの下手っぷりに、きっとスクールの先生も絶句でありましょう
むう、間違いない……

2015年1月5日月曜日

あけましておめでとうございます

みなさま
新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

年明け早々、京都は近年まれにみる大雪に見舞われました
…と聞きました

わたくしは里帰りをしておりましたゆえ、
そんなわんさと積もっている光景を見逃しました
寒いときに京都にいなくてよかったーと思う反面、
少し悔しい気持ちがするのはなぜでしょう

わたくしの居住地は、名前の通り「北大路」というあたりなのですが
京都市の中でも雪国の部類に入ります

帰宅し、洗濯物を干そうとするとベランダが雪国でした
びっくりでした
あれ?トンネル抜けたっけ?抜けたんだっけ、康成?
ひとりごち、目の前の光景を見なかったことにいたしました


みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
わたくしは娘とふたり、新幹線で帰省しておりました
実家には、犬がね、いるんですよ、ふわふわの
毎度、娘は犬に夢中でして
どこへも出かけたがりません。水族館も、遊園地も。
そんな娘に付き合って、わたくしも実家でゴロゴロしておりました

ゴロゴロしていたら、乗ってくるんですよ、犬
もうかわいいったらありゃしない!


毛玉のように見えますが、犬です

実家ではゴロゴロしつつも家事をしたり、
編み物をして過ごしました
編み物、どれくらいぶりだろう!
おこたに入って編み物ができる、なんて贅沢な時間の使い方!


うろ覚えで進めているのでテキトーですが
いいんです、わたし、編みたいだけなんです

実家では食べる人が誰もいないので(母談)おせちは作りません
オードブルを予約したり、しなかったり
今年はお隣さんからブリをいただき、ひゃっほうな年越しでした


ひたすら刺身で食べました
ブリしゃぶもすればよかったといま、後悔しております

大好きな温泉につかり
大好きな人たちに会って
今年もよい年になりそうな予感です
なんてったって年女。がんばります!



大掃除できれいになった机の上に
卓上・安井金毘羅宮
縁切として有名な神社です

自分のどうしようもないところと縁を切り
よりよい自分へと精進してまいります

みなさまにもすてきなご縁がたくさん舞い込んできますよう
心よりお祈り申し上げます